気ままに映画鑑賞記録

見た映画 ドラマのネタバレ感想かいてます。備忘録的な感じになります

アラジン実写版とアニメ版の違い&感想

アニメ版と実写版の違いについて

アニメ版と実写版の違いについて、詳しく解説していきたいと思います。

まずは大きな違いが2点

ジーニーの願いですが、

アニメ版→自由になりたい

実写版→自由になり、人間になりたい

ジャスミンの立場

アニメ版→サルタン国王の娘、王女としてアラジンと結ばれる

実写版→サルタン国王から王位継承後にアラジンと結婚

そして話の流れとして違う部分も細かく解説していくと

最初にジャファーが魔法の洞窟へ盗人を代役にして入らせた時に、アニメ版では魔法の洞窟は、

「ダイヤの原石を連れてこい ダイヤの原石、アラジン」

と明確に名指ししますが、

実写版ではアラジンを名指しはしていません。

そして、アニメ版ではジャファーは黄金のカブトムシを使って魔法の洞窟を探し出しますが、実写版にその描写はありませんでした。

アニメ版では、魔法の洞窟へアラジンを連れて行く流れとして、市場でジャスミン誘拐の罪として囚われたアラジンに、牢屋に長年囚われてる老人のふりをして変装していたジャファーがそそのかし、魔法の洞窟へと誘う流れになります。そもそも、王女誘拐の罪はジャファーがアラジンを洞窟に誘導するための策略。

実写版にその流れはなく、ジャファーの姿のままでアラジンを洞窟へと連れて行き、入り口まで戻ってきたアラジンを突き落としてしまいます。

市場ではジャスミンが露店の品物をお腹をすかせていた子供に勝手に渡して、その代償として、実写版ではブレスレットを取られそうになりますが、アニメ版では腕を切られそうになってしまいます。そこでアラジンが勝手に渡した品物を返したフリをしてその場を去ろうとするが、バレて一緒に逃げるという流れになります。

 

ですので、アニメ版ではアラジンがジャスミンにブレスレットを返しに行ったとき、髪飾りを取ってまた会う口実にするという流れが出てきません。

実写版ではジャスミンは庶民の暮らしを覗いてみたくて、市場にやってきますが、アニメ版では自由にならない現実に嫌気がさし、家出同然で宮殿から夜中に逃げてきたという設定になっています。

そして、実写版のキーマンともいうべき存在、ダリアはアニメ版では登場しません。もちろんジャスミンに付き人はいますが名前はついておらず、心を許しているのはペットの虎だけ。

洞窟では魔法の絨毯は、初めて会った時、実写版では岩に挟まっていたのをアラジンが助けて仲間になりますが、アニメ版では絨毯が遊び心で何気なく後ろからダルマさんが転んだ形式で付いてきて、アブーに毛嫌いされるも、アラジンが付いておいでとなだめることで、大喜びして仲間になります。

国王の側近、ハキムの存在も、アニメ版に家臣は存在するも、実写版のように発言するほどの存在ではありませんでした。

冒頭のシーン、アニメ版では商人がアラジンという青年の話を語り出し、物語が始まりますが、実写版ではストーリーの最後に分かることですが、人間になったジーニーが子供たちにアラジンの物語として語り出します。

ですが、この冒頭シーンにはちょっとしたカラクリがあります。

アニメ版の冒頭に出てくる商人は、実はジーニーが人間化した姿で、アラジンの物語を語っているのです。事実、声優はジーニー役のロビン・ウィリアムズが商人の声優も担当しています。

本当にアニメ版の商人がジーニーなの?と疑う方もいるかもしれませんが、声優の一致だけでなく、実はこの商人、指が4本しかありません。ジーニーもまた4本の指なのです。商人が人間であるならば、指が4本しかないのは不自然ですよね?

この事実は当初は映画の中で種明かしする予定だったらしいですが、種明かしすることなく終わりました。ですので、ご存知ない方も多いかもしれません。

ちょっとしたカラクリとは、実写版では人間になり、家族を持ったジーニーが子供たちに聞かせるも物語として語り出す、という出だし。

つまりは、アニメ版、実写版、どちらも魔人のままか、本当の人間になったかの違いがあれど、ジーニーがアラジンの物語を語り出すという冒頭であるという共通点があるのです。

 

その事実を知った上で、アニメ版、実写版のアラジンを両方楽しんでいただけたら幸いです。

アラジン実写版の感想

見たいけれど、不安、、、

正直、そんな思いがありました。

ディズニーアニメ版アラジンが大好きで、BOXも持っているので、あのイメージが壊されてしまうのじゃないかという不安。

でも、実写であの映像美、ジーニーのコミカルな動き、見ることができるなら。

そんな不安と期待を持って視聴しました。

見た後、そんな不安は吹っ飛びました。

すごい!素晴らしい!

ウィルのジーニーは人間の姿のジーニー以外は全てCGとのことですが、

それはロビン・ウィリアムズへの敬意、そして、彼自身がジーニーを愛するキャラであるが故、CGで青いジーニーを作り上げたそうで、

大正解だったのではないかと思います。

なんの違和感もなかった(笑)

そして、ジーニーファンの私としては、ウィルの「フレンド ライク ミー」

とても良かったと思います。ウィルだからこそのアレンジ、ラップ調にアレンジされた曲は心が躍りました。

そして何より、ジャスミンは現代だからこその改変がありました。

アニメ版ではジャスミンは王位継承はしていません。しかし、実写版では最後に父親から王位継承します。

そして、そこに至るまでのジャスミンの王女としての葛藤、女性としての憤り、それを歌にした

「スピーチレス〜心の声」

この新曲を生み出したのは、アニメーション版の楽曲も手掛け、ディズニーアニメの音楽をけん引してきた、アラン・メンケンと、

「シティ・オブ・スターズ」など『ラ・ラ・ランド』の楽曲や「ディス・イズ・ミー」など『グレイティスト・ショーマン』の楽曲を手掛けてきたベンジ・パセック&ジャスティン・ポールの共作。

この曲は心に響くものがありました。

とても共感するというか、立場は違えど、同じ女性として、ジャスミンに心を寄せていきました。

しかしながら、ジーニーが本当の人間になったここで、続編は無理だろう、、、そう思いましたが、なんと‼︎続編製作か決定したそうです。

ジーニーが人間になったので、どういう続編になるのが全く予想がつきません。

続編は完全なオリジナルストーリーになる予定なんだとか。

これは絶対に見なければ‼︎決意表明をしたところで、終わりにしたいと思います。

つたない感想にお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アラジン実写版ネタバレあらすじ

  • アラジン実写版ネタバレあらすじ -

アラジンの原作は『千夜一夜物語』の中に含まれる『アラジンと魔法のランプ』に基づき
1992年に制作されたディズニーの長編アニメーション映画作品『アラジン』の実写リメイク作品となります。

アニメ映画が公開されて以降爆発的な人気を誇り、ミュージカルなどでもよく知られている作品ですが、
今回はそんな「アラジン実写版」のあらすじネタバレを書いていきたいと思います。

ディズニーアニメの「アラジン」が大好きな私が
アニメと実写版との違い、それぞれの魅力についても語っていきたいと思います。

そして、今は亡き名優ロビン・ウィリアムスがアニメ版ジーニー役を担当した時の秘話や、実写版アラジンのジーニー役を担当したウィル・スミスの役作りに対
する思いなども盛り込んで、
「アラジン」実写版のネタバレあらすじを紹介していきます。
最後までお付き合いいただけたら幸いです。



  • キャッスト 概要
  • 物語の始まり
  • ジャスミンとの出会い
  • 宮殿での再会
  • 魔人ジーニー到着
  • アリ王の誕生
  • アラジン絶対絶滅!
  • ジャファーの襲来
  • それぞれの願い、その結末
  • アニメ版と実写版の違いについて

キャッスト 概要

アラジン:メナ・マスード/中村倫也
ジーニー:ウィル・スミス/山寺宏一
ジャスミン:ナオミ・スコット/木下晴香
ジャファー:マーワン・ケンザリ/北村一輝
サルタン:ナヴィド・ネガーバン/菅生隆之
ダリア:ナシム・ペドラド/沢城みゆき アンダース王子:ビリー・マグヌッセン/平川大輔 ハキーム:ヌーマン・アチャル/宮内敦士


監督:ガイ・リッチー
脚本:ジョン・オーガスト、ガイ・リッチー
音楽:アラン・メイケン

まずはアラジン役のメナについて少し調べてみました。
メナが俳優を志したのは俳優ロビン・ウィリアムズに憧れた事がきっかけなんだとか
しかし、アラジン役を射止めるまで、日本ではほぼ無名の俳優だったと言ってもいいでしょう。
そういう点では、貧しくも清らかな心を持つアラジン役にピッタリなのかもしれません。

そして、ジャスミン役のナオミ・スコットは『パワーレンジャー』に出演しています。
最新の作品で言うと、新生「チャーリーズ・エンジェル」のエレーナ役

ジーニー役のウィル・スミスですが、
オファーを受けた当初はナーバスにもなったらしいです。
それはアニメ版でジーニーを演じたロビン・ウィリアムズへのリスペクトからくるものだとか。
「ロビンのジーニーは、世界中の人がものすごく愛した。だからこそ演じるうえでは、初めはナーバスにもなったんだ。ちょっとノスタルジーを感じるようなキャラクターでもある。もし他の人が演じて、それを壊してしまうようなことになったら、僕自身も怒りを感じるよ。ロビンが演じたジーニーにオマージュを捧げること。そして自分の新しいジーニー像を作り上げること。その両方にトライしたかったんだ。」
と語っています。

わかる気がします。ロビン・ウィリアムズジーニーは、これがジーニーなんだと思わせるほど、世界中の人のジーニー像を確立させた立役者。
ディズニーアニメのアラジンの功績は彼のおかけだと言っても過言ではないはず。

でも、そのロビン・ウィリアムズジーニーは
実は彼の遊び心のアドリブから生まれた産物だっと言うことをご存知でしょうか?
あの畳み掛けるようなマシンガントーク
ジーニーはそういうキャラクターだと誰もが思っていますが、あのマシンガントークは当初、予定していなかった設定で、ロビンがアドリブでマシンガントークを繰り広げ、その演技に圧倒され、脚本設定を変えて、あのジーニーが生まれたのです。
驚きですよね!

それでは本題、あらすじに入っていきたいと思います。

ここからは結末まで一気に書いて行きますので、
結末を知りたくない方はご注意ください!

物語のはじまり

小さな船で航海しながら生活する夫と妻、そして、幼い二人の子供。
子供たちはいつものように父親に面白いお話をしてとねだりました。
疲れてるんだ、、、という父親。
残念そうな顔をする子供達を横目で見ながら、急に歌い出たし、いつものように物語を語り始めました。
それは、とある国で貧しくも清らかな心を持ったダイヤの原石のような青年の物語。

そこから、アラジンのストーリーへとなっていきます。


ある夜、ジャファーは砂漠の真ん中で、魔法のランプを手に入れるため、自分の身代わりにランプがあると思われる洞窟に捕らえてきた盗人を送り込みます。
しかし、盗人が入ると洞窟から声が聞こえて来ました。
『この中に入れるのはダイヤの原石 ダイヤの原石のようなものだけ』
そう言うと洞窟の入り口は塞がれ盗人ともども砂漠の砂に埋もれてしまいました。。。

ジャスミンとの出会い

場面は変わり
砂漠の王国アグラバーで相棒の猿アブーと貧困した生活のために盗みを繰り返しながらも、正義感が強く弱者を助ける心清らかな青年アラジンがいました。


そのアグラバーの王女ジャスミンが宮殿を1人で抜け出だし、市場へとやってきました。庶民の暮らしを自分の目で見てみたかったのです。
そこには飢えに苦しむ少女がいました。
見かねたジャスミンは露店のパンを勝手にあげてしまい店主の男に金を払えと怒鳴られます。しかし、お金を持たずに出てきたジャスミンは、お金を持っておらず、身につけているブレスレットを取られそうになってしまいます。

その光景を目撃したアラジンはジャスミン
「僕を信じて」と言いマジシャンのようにジャスミンのブレスレットを店主に渡すフリをすることでジャスミンを救いますが、すぐに店主にバレ、2人は一緒に逃げることに。

あの手この手で追手をかわしながらアラジンの隠れ家に到着したアラジンとジャスミン

アラジンはジャスミンが宮殿から来たことを身なりから気づき、問いました。
王女であることをごまかすため、王女の侍女(付き人)と言います。

アラジンは貧しい生活から抜け出したい思いから、
何かが変わると信じていても、何も変わらない、、、でも信じてるんだ、、、と言いかけると、ジャスミンが、「運命を?」と答えました。
それはまさに、二人が望むものでした。

ジャスミンもまた、外の世界を見たことのない窮屈で不自由な生活に辟易していたのです。そして、アラジンの住まいから街並みを眺めていると、隣国からアグラバーに来客が来たことに気づき宮殿へと急いで戻ることになりました。
アラジンにブレスレットを返すよう促しますが、持っていないと答えるアラジンに激怒し、そのまま宮殿へと帰ってしまいました。
実はアブーが隠し持っていたのです。

返さなければ行けない!という正義感と、ジャスミンにまた会いたいという恋心から、宮殿へと忍び込みに行くことにしたアラジン。

宮殿での再会

そのころジャスミンは新たな花婿候補の王子に会わされることに。
自らの手で国民の生活を豊かにしたいと願うジャスミンにとって、結婚はどうしても避けたいことでした。しかし、父親である国王に、政治に女性が口を出してはいけない!!と言われてしまい、憤りを感じながら、花婿候補を適当にあしらって部屋に戻り、侍女のダリアに悩みを打ち明けていました。

アブーがジャスミンから盗んだブレスレットを彼女に返す為、アラジンは城へと侵入。突然のアラジンの訪問に驚くジャスミンにブレスレットを返し、次の日にまた来る事を約束します。
そして城を去ろうとするアラジンでしたが、
国王に仕える邪悪な魔術師のジャファーに捕われてしまいます。
アラジンがダイヤの原石であると確信したジャファーはアラジンを魔法の洞窟へと連れて行きます。

魔人ジーニー登場

そこでジャファーは、ジャスミンは侍女ではなく、本当は王女であると言い、王女は王子としか結婚が出来ないという法律がある事もアラジンに言い聞かせます

気を落とすアラジンにジャファーは、おまえを金持ちにする手助けが出来るとそそのかし、魔法の洞窟に入って魔法のランプを取ってくるよう促します。

ただし、他の財宝には触れずにランプだけ持ってくるようにと念を押します。
アブーを連れて魔法の洞窟に入ると、大きな岩に挟まった絨毯を見つけました。
挟まっていた大きな岩から絨毯を救出した後、次に魔法のランプも発見しました。
しかしアラジンが魔法のランプを手に取った瞬間、アブーが輝く財宝に目が眩み財宝を手に取ってしまい、その瞬間、洞窟が崩れはじめました。出口が塞がれる前になんとか外へ出ようとするアラジンに、
ジャファーは魔法のランプを渡すよう言います。
そんなことより手を貸して欲しいと言うアラジンに再度、まずはランプを先に渡せと言われて、ランプを渡すと、勝ち誇ったかように笑い、ジャファーはアラジンを助けようとはせず、突き落としてしまいました。すると絨毯が間一髪のところでアラジンを助けます。しかし、完全に塞がれてしまった出口に困惑するアラジンでしたが、相棒アブーが隙をみて、ジャファーからランプをこっそり取り戻してたのです!
薄汚れたランプで何気なくランプを擦ってみたアラジン。
すると、突然ランプの魔人、ジーニーが出現しました。
そして、こう言いました。
「好きな願い事を3つだけ叶えよう」
今回のご主人様はちっちゃいね。と茶目っ気たっぷりの魔人ジーニーは、願い事に関するルールを歌で解説し始めました。

願い事を考えるアラジンは、ある秘策を思いつきます。
そして、ジーニーにここから出してくれ!と。

目にも止まらぬ速さで外へと出ることが出来たアラジンは、次の願いは?とジーニーに聞かれ、君なら何を願う?と聞き返します。
するとジーニーは、
「自由になりたい。願わくば人間になりたい」と答え、しかし、その願いは自分では叶えられない。ご主人様が願い事の一つとして願ってくれなければ、、、と。
アラジンはじゃあ、僕が願うよと言いました。
あと3つしかないから、次の願いはよく考えなければ、というアラジンにジーニーは洞窟から出るという願いを叶えたから、あと二つだと。
しかし、アブーがランプを隠して、願い事をいう時に擦って言っていないからカウントに入らないとインチキをしていたのです。
しかし、そのおかげで君を自由に出来るよと答えるアラジンに、次は見逃さないからねとジーニーは念を押しました。
そして、アラジンは思いつきます。王子になればジャスミンとの結婚にこぎつけることが出来るのではないかと。

アリ王の誕生

ジーニーの魔法の力で、アバブアと言う架空の国のアリ王子になり、派手な身なりと家臣群、沢山の動物を携えて、アラジンは客人としてアグラバーに迎え入れられます。

しかし、王子になったにも関わらず、ただのアラジンであった頃よりジャスミンは振り向いてくれません。

夜、アリ王子の付き人に変身しているジーニーに惹かれた侍女のダリアをジーニーがデートに誘っている間に、アラジンはジャスミンを部屋を訪ねます。

軽くあしらわれたアリ王ことアラジン、、、バルコニーから飛び降りてしまったことにジャスミンは驚き声を上げます。するとアラジンは、
空飛ぶ絨毯にバルコニーから飛び乗っていて、戸惑うジャスミンにこう声をかけます。
「僕を信じて」
空飛ぶ絨毯にジャスミンを乗せ、外の世界をジャスミンに見せるアラジン。

僕を信じてと言うアリ王の言葉にアラジンの姿を重ねたジャスミンは、もしやアリ王は市場で会ったアラジンでないかと疑い、かまをかけたのです。
「アブーは元気?」と。
思わず口を滑らせて、アラジンであることがバレてしましたが、アラジンは仮の姿であり王子が本来の姿であると嘘をついてしまいます。
しかし、王子でありながら自由に街を歩き回るアリ王に憧れを抱いたジャスミン。2人はお互いに惹かれあっていたのです。

アラジン絶対絶滅!

翌日、ジーニーと会話している内容をイアーゴは、ジャファーに即座に告げ口し、アリ王子があのアラジンであることに勘付きます。

アラジンを捕らえたジャファーは、アラジンを椅子に縛り付けたまま海に突き落としてしまいました。生き延びるためにランプの力を使うとふんだのです。

アラジンが連れ去られた現場を目撃したアブーは急いでランプを取りに部屋に戻り、空飛ぶ絨毯に乗りアラジンが突き落とされた海にランプを落とします。

ランプから飛び出したジーニーは現状を理解し、意識を失いかけているアラジンに願いを口にするように求めますが、アラジンは意識を失ってしまいます。

ジーニーは意識を失いかけてるアラジンに無理矢理ランプを擦らせ、
「助けてと願うよね」と聞き、体を揺らし首を振らせるとで2つ目の願いでアラジンの命を救うことに成功しました。

部屋で目を覚ましたアラジンは、国を乗っ取ろうとするジャファーの計画をジャスミンとサルタン国王に告げますが、催眠をかけるジャファーの杖の魔力に気づき杖を奪って破壊しました。

サルタンはジャファーを牢獄に入れるように忠臣のハキムに命じると、ジャファーは牢獄に入れられますが、アラジンが生きて帰ったことでランプがアラジンの手元にあると確信し、不敵な笑みを見せました。

ジャファーの正体を見抜いたことでジャスミンとサルタンに受け入れられたアラジンでしたが、自分一人でアリ王であり続ける自信が無く、ジーニーの力をずっと借りたいと思い始めてしまいました。

アラジンを友人と想い、掟の限界ギリギリの行為をしてまでアラジンを助けたジーニーでしたが、出会った時のアラジンの約束である、自分を自由にするという願いを叶えてはくれないと分かったジーニー。

偽りの姿であり続けようとするアラジンに呆れランプの中に戻ってしまいました。

ジーニーと喧嘩てしまったアラジンは自身の家に帰ることを決め、帰路の途中で脱獄していたジャファーとすれ違い、気づかぬうちにランプを盗まれてしまったのです。

ジャファーの襲来

ランプを手にしたジャファーは即座に宮殿に戻りジーニーを呼び出し、自身を「アグラバーの王」にするよう言います。

アグラバーの王となったジャファーでしたが、
長年に渡りサルタン国王に使えるハキムを始めとした臣下が自分の命令を聞かないと知ると、ジャファーは2つ目の願いとして「最強の魔術師」にするようジーニーに言います。

一瞬にして人を消し去れるほどの魔力を手にしたジャファーは臣下たちを非情にいとも簡単に消し、更にランプを盗まれたことに気がつき宮殿に戻ったアラジンの本当の正体をジャスミンに告げた後、アラジンとアブーを極寒の土地に瞬間移動させてしまいます。

雪山に引っかかるアブーを見つけたものの、アラジンは雪の中に倒れ込んでしまいます。ジャファーに隠れ、空飛ぶ絨毯をアラジンのもとに瞬間移動させていたジーニーの機転によりアラジンは救われました。

一方、ジャファーはサルタン国王自身の命と引き換えにジャスミンに婚約を強要し、婚姻式を急きょ執り行うことに。

宣誓の言葉を迫るジャファーの隙を見て、ランプを奪ったジャスミンは宮殿から飛び降り落下。

そこに空飛ぶ絨毯で駆け付けたアラジンが現れ、ジャスミンを救出すると街から出ようと絨毯を飛ばします。

しかし、魔術師としての力を全開放するジャファーによってランプもろとも宮殿へと連れ戻され、絶体絶命に陥ります。

長年苛立ちながらサルタン国王に仕えていたジャファーが、「2番」と言う言葉に異常なコンプレックスを抱いていると見抜いたアラジンは、トドメを刺される寸前に「いくら最強の魔術師になっても、所詮は2番。お前の力はジーニーが与えたものだ」とジャファーを挑発。

「2番」と言う言葉に過剰反応したジャファーはすぐさまランプを手に取り、「世界最強の魔人にしろ」と願ったのです。

不敵の笑みを浮かべたジーニーは、ジャファーをランプの魔人に変化させました。

こうして、真の意味で最強の力を手にしたジャファーでしたが、ジーニーと同じく魔人は主人を持つことで初めて行動できる制約があり、ジャファーとイアーゴはランプの中へと封印されてしまいました。

ジャファーの野望を打ち破り、再び平和が訪れたアグラバー。

ジーニーはアラジンを想い、ジャスミンと結ばれることを願い、もう一度王子になる事を3つ目の願いにするようにアラジンに促しますが、アラジンは「ジーニーを自由に」と願い、ジーニーはランプから解き放たれたのです。

相思相愛の関係となっていたダリアと世界各地を小さな船で旅し、そして子供は二人、、、そんな未来に想いを馳せるジーニー。

この物語の冒頭
「1隻の船で航海をする家族」は、ジーニーとダリアの家族だったのです!

それぞれの願い、その結末

サルタンは今までのことをジャスミンに謝罪すると、国王としての王位継承をジャスミンに告げ
「国王ならば法律を変えることが出来る」と言い、静かにその場を去ったアラジンを
彼はいい青年だと、アラジンを追うようにジャスミンに促しました。

正門から城を出て、いつもの日常に戻ろうとするアラジンに「そこの泥棒」と声をかけジャスミン
盗んだ髪飾りを返してと言うと、多くの国民が見守る中、アラジンにキスをしました。

そして、王位継承の儀式が執り行われ、バルコニーに出て国王となったジャスミンは国民たちの前にたちました。

アラジンは愛する人と結ばれたいと願い、ジャスミンは国民を自分の手で豊かにしたいと願い、そして人間になりたいと願ったジーニー。
それぞれが、それぞれに願いを叶えることが出来たのでした。

アニメ版と実写版の違いについて

アニメ版と実写版の違いについても、詳しく解説して行きたいと思います。

まずは大きな違いが2点、

ジーニーの願いですが、

アニメ版→自由になりたい

実写版→自由になり、人間になりたい

ジャスミンの立場

アニメ版→サルタン国王の娘、王女としてアラジンと結婚

実写版→サルタン国王から王位継承後にアラジンと結婚

そして話の流れとして違う部分も細かく解説していくと

最初にジャファーが魔法の洞窟へ盗人を代役にして入らせた時に、アニメ版では魔法の洞窟は、

「ダイヤの原石を連れてこい ダイヤの原石、アラジン」

と明確に名指ししますが、

実写版ではアラジンを名指しはしていません。

そして、魔法の洞窟へアラジンを連れて行く流れとして、市場でジャスミン誘拐の罪として囚われたアラジンに、牢屋に長年囚われてる老人のふりをして変装していたジャファーがそそのかし、魔法の洞窟へと誘う流れになります。

ですので、アニメ版ではアラジンがジャスミンにブレスレットを返しに行ったとき、髪飾りを取ってまた会う口実にするという設定はありません。

そして、実写版のキーマンともいうべき存在、ダリアはアニメ版では登場しません。もちろんジャスミンに付き人はいますが名前はついておらず、心を許しているのはペットの虎だけ。

冒頭のシーン、アニメ版では商人がアラジンという青年の話を語り出し、物語が始まりますが、実写版ではストーリーの最後に分かることですが、人間になったジーニーが子供たちにアラジンの物語として語り出します。

ですが、この冒頭シーンにはちょっとしたカラクリがあります。

アニメ版の冒頭に出てくる商人は、実はジーニーが人間化した姿で、アラジンの物語を語っているのです。事実、声優はジーニー役のロビン・ウィリアムズが商人の声優も担当しています。

この事実は当初は映画の中で種明かしする予定だったらしいですが、種明かしすることなく終わりました。ですので、ご存知ない方も多いかもしれません。

ちょっとしたカラクリとは、実写版では人間になり、家族を持ったジーニーが子供たちに聞かせるも物語として語り出す、という出だし。

つまりは、アニメ版、実写版、どちらも魔人のままか、本当の人間になったかの違いがあれど、ジーニーがアラジンの物語を語り出すという冒頭であるという共通点があるのです。

その事実を知った上で、アニメ版、実写版のアラジンを両方楽しんでいただけたら幸いです。

大変な長文になりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうごさいました。




ドキュメンタリー映画『オトトキ』をペチコートからビリーバーになっても追い続けるファンがネタバレ感想を熱く語る‼︎

 

1988年に結成した日本のロックバンドTHE YELLOW MONKEY

ライブには大勢のお客さんが押しかけるのに、CDは売れないという、セールスに伸び悩んでいた初期時代もあった。
しかし、アルバム『Smile』以降、名実ともに死んだら新聞に載るようなロックバンドとなった。
2001年活動休止を発表、2004年に解散した。
15年の沈黙を破り、2016年1月8日に再結成、
5月11日から日本全国アリーナ/ホールツアー「THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016」を開始。
松永大司監督自身がツアーに同行し、カメラを手にバンドメンバーを撮影したドキュメンタリー映画

彼らはこの映画のためにバンドの原点であるライブハウス「渋谷La.mama」で無観客ライブを行った。その演奏姿が所々に散りばめられている。

 

 
『オトトキ』をファン歴20年以上の私が、ネタバレあらすじと共に熱く感想を語っていきたいと思います。
想いが強すぎで、少々理解不能な表現もあるかと思いますが、ご了承ください(苦笑)

 

 

 

 

 

 

①オープニング

渋谷Lamama

ロビン 上下赤紫スーツで、到着
「ワンワン‼︎」犬の鳴き真似をするロビン
カメラの前でおどけて見せるところは、昔と変わらない

続いてエマ 水を飲みながらVサイン
八重歯が、やっぱり可愛い。

次にヒーセ おやびんはやっぱりカッコいい。

無観客のステージで4人は準備を開始。

そこから、Subjective Late Showの演奏が始まった。

熟された4人の演奏。

そして、インディーズから、メジャーデビュー後の軌跡を辿っていく映像が流れた。
あぁ、懐かしい。
そうそう、このこの曲。色んな想いが込み上げてくる。
映像の最後に、こんな文字が流れる。

2001年活動休止。。。
そして3年後、解散、、、

それを見た瞬間、あの時の感情がフラッシュバックした。
涙?そんなものはとっくに枯れ果てた。
いや、もう、泣くのは辞めたかった。
たとえ彼らが4人揃うことがもう無かったとしても。私の心には、あの時のままの彼らがずっと一緒に居るから。
彼らに涙はもう見せない。見せたくない。そう心に誓った。

そして、いつの日か死ぬまでに一夜限りでも4人揃ったところが見れれば、それでいい。
そう思っていた。
それから15年。

申年にメジャーデビュー
申年に解散。
そして、2016年
申年に再集結

THE YELLOW MONKEY
ちょっとスーパーな野良犬になって帰ってきたのだ。
バンド名の由来は、もちろん日本人を意味するyellow monkeyなのだが、別の意味も存在することを、あなたはご存知だろうか?

画数にこだわるロビンは辞書で調べたところ、
yellow monkeyには、"いたずらっ子"という意味も辞書に載っていたそうで、画数的にTHEを頭に付けた方がよいとして、THE YELLOW MONKEY となった。(吉井和哉曰く)
いたずらっ子4人組は粋な事をする。
猿だけに、申年デビュー、申年解散、申年再集結。
昔から彼らには振り回されっぱなし。

 


②再集結初ライブ模様

そして、みんなが待ち望んだ
再集結後の初のライブ
バックステージの4人は、やはり緊張しているのだろうか

ライブ開始を待つファンのインタビューには、
「復活してほしいのと、復活してほしくないっていうとあれなんだけど。伝説のままでいてほしいっていう気持ちも」
というコメントがあった。
わからないでもない。だが、私はこう思う。
彼らはただの伝説ではない。
生きる伝説になったのだ。そして、その伝説は日々更新されていく。これからずっと。
そして、
ライブ会場ではカウントダウンが始まった。
外には巨大モニターが設置されていて、ライブ会場外でもファンが集まっていた。

そして、プライマルが、一発目。

この曲は活動休止中にリリースされた曲。
一言で言ってしまえば、別れの歌だ。
この曲を聞いた時、私は解散を予感していた。
『旅立ったら消せそうじゃん』
ロビンはyellow monkeyから離れようとしている。
初めて聞いた時、そう感じた。

けれど、15年の月日が過ぎて、
その曲で第二章の幕が開いたのだ。
旅立って、離れ離れになった4人は再び集まり、パワーアップして帰ってきた。
復活ではない、再集結なのだ。
時間が止まっていただけ。
再集結第一弾のシングル
alrightはこんなフレーズで締められている
『もう一度運命の
タイマーを回して
今夜 準備 ALRIGHT!』
そう、新たな伝説が動き出したんだ。
私の時間も動き出した。
たとえるなら、
凍結されていたあの時の深い傷口から、生ぬるい血が流れ出す。その生ぬるい暖かさで、初めて傷を負った事に気付く。
しかし、その痛みや血の温もりは、
あぁ、私は生きてる。確かに生きてる。
彼らと共に生きているんだ‼︎という証になった。
そして、その愛おしい痛みは、私の財産になった。
誰からも奪われることのない、心の財産。
私はオトトキを見ながら胸の高鳴りを抑えられなかった。

会場の客席が映る。
ファン達は涙ぐんだり笑顔で喜ぶ人もいた。
それぞれが、それぞれの思いでライブに臨んでいるのだ。

③青木さんのインタビュー


青木さんは、1997年からツアーマネージャーとして関わり始め、解散後は吉井さんのソロ活動をささえ、再集結のプロジェクトの中心的な存在。

ネガティブな意味ではなく、ゼロ以上、マイナスからというなにか、おっきなものがあるので、
貧乏くさいことしたくないっていうか、知っているお客さんがみて、こんな集まり方やだなって、思って欲しくないと思ったので。と
この方も(青木さん)、今のyellow monkeyにとって必要不可欠な存在だろうと私は思った。

そして、ライブではロビンがMCで、
こんなに沢山の人が待っていてくれたんだなって、感謝しかないって。

こちらこそ、感謝しかない。
ありがとう、再集結
彼らと同じ時代に生まれたことを、神様にもありがとうと言いたい

 

④菊地兄弟、父の他界について語る

ライブツアー中、菊地兄弟のお父様が亡くなった。
2016年7月27日 菊地昭二 永眠

親父の目が行けと言っていると感じて、仕事に向かおうとしたが、病室に結局戻ってしまって、その時、親父はもう意識はなかったけれど、弱い男だなと思ったとアニーは言っていたが、
アニーはメンバーの中ではみんなの弟的な存在でありながら、一番、実直で堅実的で一番強い人間だと私は思う。
給料10万しかなかった頃、一年で100万貯めたという逸話の持ち主だ。ある意味、ロックスターらしかなる人柄かもしれないが、ステージではメンバーを一番後ろから見守っている。
そんなアニーの実の兄であるエマは
父の他界のタイミングが、
再始動してからでよかったのかなと。
またパフォーマンスしている時でよかったのかなと。

二人に不幸があったあと、
ロビンは「さらなる高みへ」と言ったことに対して、吉井もそんな気持ちでいてくれるのかと。
ヒーセも「おう!」と言ってくれたと。
普段はぜったいやらないのに、ライブ開始前にヒーセはみんなをそれぞれハグしたそうだ。
アニーはそんなヒーセが愛おしいと言う。

そう、このバンドは仲間以上、家族のような関係性なのだ。

菊地兄弟の父は『球根』が好きだったそうだ。
エマは、神戸2日目でやった'球根'は特別な、一生忘れられないものになったと言っていた。

球根は私にとっても特別な曲。
初めて自分で彼らのCDを手に取ったのが球根だった。
初めて聞いた時、何かはわからないが熱い思いが込み上げた。それはのちに、この曲が『命』そのものを歌っているからだとわかった。

球根を演奏するエマの表情は、父へ想いをはせているのかのようだった。

映像には右端に縦書きで歌詞が表示されていた。
私は聴き慣れたこの球根を、噛み締めながら聴いた。

この曲をカラオケで歌う時、私は全身全霊の力を込めて歌う。歌い切った後は抜け殻のようになる。
命を削っているのだ。
ロビンの歌う球根は、まさに命そのものを歌っているかのようだ。私は少しでもそれに近付きたい。いつもそう思って歌っている。

 

⑤ヒーセのインタビュー


球根の映像のあと、ヒーセのインタビューに繋がっていく。
息子さんの話から始まった。学校へ来ると
なんか、おれの親父目立つんだけど、、、って育ち方してるから、18になって、初めてyellow monkeyのライブをちゃんと見て、おれの親父のやってるバンドってすげーんだな、yellow monkeyってすげ〜んだなって目の当たりにしたっていうか、見方が変わったんじゃないかなと。ヒーセの表情がやはり父親だった。嬉しいような恥ずかしような。我が子のこととなると、やはりビックスターでもそうなるんだなと。

 

⑥トニー・ヴィスコンティのインタビュー

 
トニー ヴィスコンティのインタビュー
デビッド ボウイ  T・レックスらの作品を手掛ける音楽プロデューサー。
プライマルをプロデュースした人物。
トニーにも、ロビンが活動休止する前、悩んでいることを感じ取ってたと言う。隠せないほどにロビンの心はボロボロだったのかもしれない。

La.mamaの映像が流れる
Fatherの演奏模様。

yellow monkeyにはファンの間で家族三部作と言われている曲がある。
その一曲がFatherだ。
5歳の時に亡くなったロビンの父親。
だからか、ロビンはずっと8月が来るたび、26歳になるまで(父親が亡くなった年齢)怯えていたそうだ。

『もしも僕がただの灰になっても
嘆かないでFather
愛してるよFather

歌詞にはよく、灰になってもという表現が使われる。
それは、常にロビンは死を意識しているからでは無いかと私は思う。
事実、メジャーデビューは奇しくもロビン26歳の時だった。自分で作り上げた父親の呪縛からようやく解放されたからかもしれない。

 

⑦ロビンのインタビュー


La.mamaの映像から、ロビンのインタビュー
ロビンの音楽のルーツについて語る

片親で育ち、中卒の少年は置かれた環境の元でロックに目覚めた。
偏りのあるあの歌詞は、そんなロビンの内面を反映しているんだろう。
私は、こんなにも人間くさいロックスターを他に知らない。弱くて儚い。だからこそ、もがき苦しんで、そこから生み出されるものは私たちの心に刺さるのだ。耳にではなく、脳みそに、記憶の海馬に直接突き刺さる、そのメロディ、歌詞は、一度聞いただけでは理解出来なくても、聴けば聴くほど、中毒になる。そんな音楽。それこそが、ロビンであり、吉井和哉であり、the yellow monkeyなのだ。

活動休止になったことに対しての、それぞれの思いも語られた。

今だから話せること、今だから冷静にわかること。色んなことを考えて語ってくれたのだろうと思う。

リハーサル模様の映像が次に流れた。
こんなふうに、一曲一曲、4人で話し合って、作り上げていってるんだなと、しみじみ思った。

そこから、再集結のキッカケについてのロビンのインタビュー

イギリスへローリングストーンズのライブを観に行ったロビンは、そのあとメンバーにもう一度僕とバンドをやってくださいとメールを送ったという。

バンドって、グループって宝だなと思ったとロビンは言った。
そうだね、ロビン。
ロビンにとって、メンバーにとって、yellow monkeyはホームなんだね。私はそう思う。

12月14日、愛媛
その日、ロビンは体調不良のためリハ無しで、病院で点滴をしてから直行でライブ開始となった。

そんな舞台裏の状況を知ると、余計に愛おしい。

そこから、またLa.mama
lovers back street
この曲を作った時、いける!と思った、思っちゃったと言っていた。

そして、12月28日
結成記念日である武道館ライブ。
メンバーにとっても、ファンにとっても特別な日の特別なライブ。

そこで聞く悲しきエイジアンボーイはさらに特別だ。

私は一度しか12月28日の武道館ライブに行ったことがない。
それでも、オトトキの映像で、武道館ライブのエイジアンボーイが流れると、無意識に会場のみんなと一緒になって手を振っていた。

そして、トニーのインタビュー。
常に自分を向上させたい。
勉強はずっと続けている自分への課題だという。
私は深く共感する。
今、こうして記事を書いていることも、自分のスキルアップに繋がると信じている。

2016年12月31日
NHK紅白歌合戦 出演

私はこの日が来ることを待ち望んでいた。
紅白に彼らが出る。そして、JAM。
考え深い。

 

⑧幕張


2017年 1月1日
countdown JAPAN 16/17
幕張

ロビンの喉の調子が悪い。心配。

声が全然出なくなってしまったロビン。
ファンに待っててと言って、ステージを後にする。

休憩を取ったあと、一曲だけやってごめんなさいと、それで終わろうと青木さんは言ったが、ロビンは、いや、声出なくてもやろうと言った。

ロビンはスチーム吸入器をやった後、ステージに戻る。

そのあとの
バラ色の日々。
会場のみんなが一緒に歌う。

La.mamaでロビンインタビュー
解散の時のメンバーがどう思ってたのか聞かないのか、という質問に対して、ロビンは聞けないと言った。
そのあと、4人で、La.mamaに帰ってこれて、ありがとうとロビンは言った。
この一言が全てを物語っている。
素敵なメンバーに捧げたいと思いますとメンバーに伝えた後、
バラ色の日々の演奏が始まる。

この曲はファンの間では、yellow monkeyの応援歌と言われている。

再集結後のファンクラブ名称の由来にもなった曲。
曲の最後にbeliever ‼︎と叫ぶ。
信じる者、直訳すればね。私は彼らを、彼らの音楽を信じている。
だって、いつだって側にいてくれた。
辛い時、苦しい時、逃げ出したい時、
彼らの音楽が肩を寄せて慰めてくれた。
抱きしめてくれた。
背中を押してくれた。
私の人生の一部。それが the yellow monkey

La.mamaの映像がまた入ってきた。

『Romantist Taste』
この曲を聞けば、自然と体が動き出す。
メジャーデビュー曲。


⑨エンドロール


演奏が終わるとエンドロールと共にhorizonが流れた。
なんとも心地よい、切なくて、愛おしい。
再集結後のyellow monkeyの音楽は、ギラギラしていたあの頃と少し違う。
月日を重ねて、年齢と共に、余計なものを脱ぎ捨て、感じた物をそのままストレートに飾りたてず歌う。信頼しあっているメンバーだからこそ、奏でることの出来るメロディーにのせて、流れるその音楽は心に刺さる音楽から、心に染み込む音楽になったのかもしれない。
厚化粧でクジャクの羽根を付けて歌い出した少年は、今も派手な衣装は着ていても、心は洗い立ての白いシャツのようだ。

horizonの音楽のバックには
ファンたちの映像が流れる。
その映像には子供達もたくさんいた。
世代を超えて、愛されるyellow monkeyの存在の大きさをひしひしと感じる。
そして、みんな笑顔だ。
これからの未来にみんな期待しているのだろう。
私もその一人。

私の未来にこれからもthe yellow monkey は側にいる