気ままに映画鑑賞記録

見た映画 ドラマのネタバレ感想かいてます。備忘録的な感じになります

事故物件 恐い間取り』の実話はエグい事件だった⁉︎

『事故物件 恐い間取り』が公開され、もうすでに見に行った方もおられると思いますが、原作の松原タニシさんの書籍には本人が体験した事故物件での心霊体験が実録されています。
今回は、その書籍と映画では、どのくらい実話に近づけているのか、またそのモデルになった事故物件の事件についても掘り下げていきたいと思います。

そして、映画の裏話や、映画で使われた衣装などが展示されているタワレコの写真も紹介していきますので、ぜひご覧ください。
最後の方では、タニシさんが今もなお、事故物件に住み続ける理由についてもふれてみたいと思います。
あくまでも映画の魅力をお伝えすることを目的としいています。事故物件に住むことをお勧めするものではありませんのでご注意ください。
さて、映画で1件目に住んだ事故物件。
こちらは大阪ではかなり有名な事故物件なんだそうです。
番組企画で北野誠さんが実際に『大阪 殺人 事故物件』で検索して出てきた物件だっそうで、
ご存知の方もいるかもしれませんね。
この物件で起きた殺人事件。
とても痛ましい事件でした、、、



ここからは実際にあった事件の内容を書いています。かなりエグい話ですので、そう言った内容が苦手な方はご遠慮ください


事故物件1件目

ある姉妹がこのマンションに2人で住んでいましたが、先に帰宅した姉が背後から襲ってきた犯人にいきなり刺されて、暴行を受けながらさらに刺されたのです。その後、帰宅した妹も同じく犯人に暴行を受けながら刺されました。瀕死の状態ではあるものの、まだ息絶えていなかった姉の隣で。。。
そして犯人はベランダで一服してから、姉妹にトドメを刺して逃げたというのです。
その後、犯人は捕まり死刑になりました。
映画でも、犯人は死刑になったとされています。

映画でも実際でも、その物件は違法建築だったそうで、6階から上は使えないように今でもなっているとのこと。
しかし、この物件、実際はそれだけでは無かったのです。この痛ましい事件が起きる前から心霊現象が起きるいわく付きの物件だったのです。さらには、ゴト師グループのアジトだったともされています。
ゴト師とは、パチンコ台を不正に操作して玉を引き出す人を指します。
この物件の真相をしり、私はある言葉が頭に浮かびました。
残穢』(ざんえ)
読んで字の如く、穢れ(けがれ)が残るという意味。
悪いものがよどんでいる土地は、例え建物が建て替えられたとしても、そういった心霊現象などか繰り返されるといいます。
ですから、興味本位でそのマンションを見に行ったりしたいようにしてください。

事故物件2件目

そして、2件目に住んだ事故物件のモデルになった事件。
映画では母親が無職の息子に虐待を受けてその後洗面台にはった水に顔を押し付けられて、殺されました。
実際の事件は、やはり、母親が無職の息子に殺されたとのことですが、少しだけ違うのは、撲殺されたあと、浴槽に沈められたそうです、、、。
洗面台の鏡はピンクのペンキで塗りつぶされていたという話。こちらも実際の著書にあります。
この時点で、かなり実話に近づけて演出されているのがわかると思います。


事故物件3件目

3件目に住んだ首つり自殺があったという事故物件。こちらは、タニシさんのインタビュー文から見ると、首つり自殺があったという事故物件は大抵ロフトのある部屋とのこと。実際には4件目に住んだマンションでの事件がモデルになっているようです。
その部屋では女性が恋人との喧嘩の末、玄関のドアノブで首つり自殺をしたそうです。遺書が残っていたとのことで、その内容までは見せてもらえなかったけれど、喧嘩の末に自殺したと推測できる内容だったのでしょう、とのこと。
その部屋に住むようになってからタニシさんは慢性的な頭痛に悩まされるようになったとのこと。
そして後輩芸人がロフトで寝ていて、やはりひどい頭痛でうなされたそうです。そしてその後輩がロフトの階段が一か所不自然にへこんでいることに気付き
「ここで首つりしてません?」
と言ったのです。しかしタニシさんは、女性がドアノブで首つり自殺したとしか不動産屋から聞かされておらず、調べたところ、それ以前に男性がロフトで首つり自殺した部屋でした。つまり劇中でも語られている通り、自殺が連鎖している部屋だったのです。
もしかしたら頭痛の原因は壁の塗料などの化学物質が人体に悪影響を及ぼしているのかもしれないし、磁場や電波がどこからか出ていて脳波に支障をもたらしているなどの物理的な要因があるのかもしれない。あるいは、僕が見えないだけで本当は幽霊がうようよいて、何か悪さをしているのかもしれない。本当の原因は僕にはわからないのだけど、ただ、頭が痛くなるという事実は間違いない。とタニシさんは言っています。<

事故物件4件目
そして、4件目に住んだ事故物件。こちらのモデルになった事件は、老人が孤独死した部屋で、畳が全て剥がされフローリングにリフォームされていたそうです。ですが押し入れや、襖などはそのままで、内見に行った際、スマホで撮影しようとしたら、開いている押し入れに誰もいないはずなのに、顔認証が反応したとのこと。
映画では、畳が不自然に一枚だけ新品に替えられていて、めくってみたら血がついていた、、、という展開になっていました。
そして、映画ではライブ配信動画でヤマメの顔が黒く歪むなどして、見ていた人たちが騒然となるという展開がありましたが、実際の話では、
ライブ配信動画で、タニシさんの背後に黒い影が通ったと、見ていた人たちが騒然となったとのこと。
その黒い影が死神のように見えたと言っている人もいたそうです。
そのことから、最終決戦となった死神との死闘が演出されたと考えられます。

映画裏情報

死神のモデルになったのは、実は霊感の強い瀬戸さんが実際にみた霊のイメージをモデルにしているという話。そして、監督は黄金バットをモチーフにもしたと言っているそうです。
また、亀梨さん自身もアイデアを出しているとのことで、冒頭でジョナサンズがコントを披露しますが、女装は亀梨さんのアイデアとのこと。
さすが、ジャニーズのセックスシンボル、亀梨和也。女装しても、色気はたっぷり出てますね(笑)

そして気づいた方がいるかと思いますが、原作のタニシさん本人もチラッと出ています。
また昔、アイドルをしていたというタニシさんのお姉さんもチラッと出てるそうですよ。
そして、監督も実はチラッと出てるそうです。
ヒントは帽子をかぶっている。と本人が言っています。
事故物件専門の社員、横水は映画のキーパーソンといっても過言ではないくらいの存在感があり、最後の、横水の顔が脳裏に焼き付いてしまったくらいでした。
この、横水。実はモデルがいるのです。
タニシさんが不動産屋に行き「事故物件を探してるんですが」と直球で言ったところ、担当の者に代わります。とそのプロらしき社員が、タニシさんに事故物件を見せてくれたそうです。
そして、Twitterで話題になっているのは、ヤマメがトークライブ後、サイン会をするシーンで、
「た す け て」と男性の声が入っている。。。
というのです。
私も実際に映画館で鑑賞してきましたが、残念ながら気づきませんでした(汗)
二度、三度と鑑賞する予定がある方は、そのあたりを注目してみてみるのもいいかもしれません。

映画ミニ情報

大阪丸の内タワレコでは、劇中で使われた小道具や衣装などが展示されていますので、映画鑑賞のあと足を運ばれてもいいかもしれませんね。

松原タニシが事故物件に住み続ける理由とは⁉︎

芸人って、いろんな人と関わるお仕事。でも悪意や欲望も、すぐそばに隠れてる。
でも「事故物件住みます芸人」になってからは、すごく楽になった、とタニシさんはインタビューに答えています。それは、芸人の間でも気持ち悪がられるか「タニシは事故物件でやってるから」「あいつは別もんやから」っていう立ち位置でいられるので、群れなくていいんですとのこと。
そして、自分を鍛えられるからだとか。
鍛えすぎて、あんまり効果はなくなってきているかもしれないですけど(笑)とも話しています。でも恐いと思っていたことが当たり前にできるようになった時に、誰に対しても偏見を持たずにいられるようになったんだそうです。
事故物件を住めるようになったら、そこで亡くなった方のことを恐いと思わずに住めたということになるので、忌み嫌うものに対して、ふたをするのではなくて、向き合える精神力を持てるようになるのかなという気がするとのこと
『事故物件 恐い間取り2』も出版されてますので、映画も第二弾があったらいいですね!
その時もぜひ、亀梨くんでお願いしたいです(笑)
自分の趣向で意見しちゃいましたが、お許しを(汗)


まとめ

『事故物件 恐い間取り』の実際の事件の真相や、タニシさんの事故物件に住み続ける理由など、かいていきましたが、いかがでしたでしょうか?

タニシさんは自分の体験がまさか映画になるなんて、ましてや亀梨さんが自分の役をするなんて夢にも思わなかったと語られています。
また、芸人だけど自分は前に進んで出るような性格ではないことなど、内面的な部分を亀梨さんに伝えていないのに、その部分を見事に演じられていてすごい洞察力だと驚いたとも話しています。
そんな亀梨さんの初のホラー映画。タニシさんの著書と合わせて見てみるという楽しみ方もあるかもしれません。
最終まで読んでいただき、ありがとうございました。