気ままに映画鑑賞記録

見た映画 ドラマのネタバレ感想かいてます。備忘録的な感じになります

アラジン実写版ネタバレあらすじ

  • アラジン実写版ネタバレあらすじ -

アラジンの原作は『千夜一夜物語』の中に含まれる『アラジンと魔法のランプ』に基づき
1992年に制作されたディズニーの長編アニメーション映画作品『アラジン』の実写リメイク作品となります。

アニメ映画が公開されて以降爆発的な人気を誇り、ミュージカルなどでもよく知られている作品ですが、
今回はそんな「アラジン実写版」のあらすじネタバレを書いていきたいと思います。

ディズニーアニメの「アラジン」が大好きな私が
アニメと実写版との違い、それぞれの魅力についても語っていきたいと思います。

そして、今は亡き名優ロビン・ウィリアムスがアニメ版ジーニー役を担当した時の秘話や、実写版アラジンのジーニー役を担当したウィル・スミスの役作りに対
する思いなども盛り込んで、
「アラジン」実写版のネタバレあらすじを紹介していきます。
最後までお付き合いいただけたら幸いです。



  • キャッスト 概要
  • 物語の始まり
  • ジャスミンとの出会い
  • 宮殿での再会
  • 魔人ジーニー到着
  • アリ王の誕生
  • アラジン絶対絶滅!
  • ジャファーの襲来
  • それぞれの願い、その結末
  • アニメ版と実写版の違いについて

キャッスト 概要

アラジン:メナ・マスード/中村倫也
ジーニー:ウィル・スミス/山寺宏一
ジャスミン:ナオミ・スコット/木下晴香
ジャファー:マーワン・ケンザリ/北村一輝
サルタン:ナヴィド・ネガーバン/菅生隆之
ダリア:ナシム・ペドラド/沢城みゆき アンダース王子:ビリー・マグヌッセン/平川大輔 ハキーム:ヌーマン・アチャル/宮内敦士


監督:ガイ・リッチー
脚本:ジョン・オーガスト、ガイ・リッチー
音楽:アラン・メイケン

まずはアラジン役のメナについて少し調べてみました。
メナが俳優を志したのは俳優ロビン・ウィリアムズに憧れた事がきっかけなんだとか
しかし、アラジン役を射止めるまで、日本ではほぼ無名の俳優だったと言ってもいいでしょう。
そういう点では、貧しくも清らかな心を持つアラジン役にピッタリなのかもしれません。

そして、ジャスミン役のナオミ・スコットは『パワーレンジャー』に出演しています。
最新の作品で言うと、新生「チャーリーズ・エンジェル」のエレーナ役

ジーニー役のウィル・スミスですが、
オファーを受けた当初はナーバスにもなったらしいです。
それはアニメ版でジーニーを演じたロビン・ウィリアムズへのリスペクトからくるものだとか。
「ロビンのジーニーは、世界中の人がものすごく愛した。だからこそ演じるうえでは、初めはナーバスにもなったんだ。ちょっとノスタルジーを感じるようなキャラクターでもある。もし他の人が演じて、それを壊してしまうようなことになったら、僕自身も怒りを感じるよ。ロビンが演じたジーニーにオマージュを捧げること。そして自分の新しいジーニー像を作り上げること。その両方にトライしたかったんだ。」
と語っています。

わかる気がします。ロビン・ウィリアムズジーニーは、これがジーニーなんだと思わせるほど、世界中の人のジーニー像を確立させた立役者。
ディズニーアニメのアラジンの功績は彼のおかけだと言っても過言ではないはず。

でも、そのロビン・ウィリアムズジーニーは
実は彼の遊び心のアドリブから生まれた産物だっと言うことをご存知でしょうか?
あの畳み掛けるようなマシンガントーク
ジーニーはそういうキャラクターだと誰もが思っていますが、あのマシンガントークは当初、予定していなかった設定で、ロビンがアドリブでマシンガントークを繰り広げ、その演技に圧倒され、脚本設定を変えて、あのジーニーが生まれたのです。
驚きですよね!

それでは本題、あらすじに入っていきたいと思います。

ここからは結末まで一気に書いて行きますので、
結末を知りたくない方はご注意ください!

物語のはじまり

小さな船で航海しながら生活する夫と妻、そして、幼い二人の子供。
子供たちはいつものように父親に面白いお話をしてとねだりました。
疲れてるんだ、、、という父親。
残念そうな顔をする子供達を横目で見ながら、急に歌い出たし、いつものように物語を語り始めました。
それは、とある国で貧しくも清らかな心を持ったダイヤの原石のような青年の物語。

そこから、アラジンのストーリーへとなっていきます。


ある夜、ジャファーは砂漠の真ん中で、魔法のランプを手に入れるため、自分の身代わりにランプがあると思われる洞窟に捕らえてきた盗人を送り込みます。
しかし、盗人が入ると洞窟から声が聞こえて来ました。
『この中に入れるのはダイヤの原石 ダイヤの原石のようなものだけ』
そう言うと洞窟の入り口は塞がれ盗人ともども砂漠の砂に埋もれてしまいました。。。

ジャスミンとの出会い

場面は変わり
砂漠の王国アグラバーで相棒の猿アブーと貧困した生活のために盗みを繰り返しながらも、正義感が強く弱者を助ける心清らかな青年アラジンがいました。


そのアグラバーの王女ジャスミンが宮殿を1人で抜け出だし、市場へとやってきました。庶民の暮らしを自分の目で見てみたかったのです。
そこには飢えに苦しむ少女がいました。
見かねたジャスミンは露店のパンを勝手にあげてしまい店主の男に金を払えと怒鳴られます。しかし、お金を持たずに出てきたジャスミンは、お金を持っておらず、身につけているブレスレットを取られそうになってしまいます。

その光景を目撃したアラジンはジャスミン
「僕を信じて」と言いマジシャンのようにジャスミンのブレスレットを店主に渡すフリをすることでジャスミンを救いますが、すぐに店主にバレ、2人は一緒に逃げることに。

あの手この手で追手をかわしながらアラジンの隠れ家に到着したアラジンとジャスミン

アラジンはジャスミンが宮殿から来たことを身なりから気づき、問いました。
王女であることをごまかすため、王女の侍女(付き人)と言います。

アラジンは貧しい生活から抜け出したい思いから、
何かが変わると信じていても、何も変わらない、、、でも信じてるんだ、、、と言いかけると、ジャスミンが、「運命を?」と答えました。
それはまさに、二人が望むものでした。

ジャスミンもまた、外の世界を見たことのない窮屈で不自由な生活に辟易していたのです。そして、アラジンの住まいから街並みを眺めていると、隣国からアグラバーに来客が来たことに気づき宮殿へと急いで戻ることになりました。
アラジンにブレスレットを返すよう促しますが、持っていないと答えるアラジンに激怒し、そのまま宮殿へと帰ってしまいました。
実はアブーが隠し持っていたのです。

返さなければ行けない!という正義感と、ジャスミンにまた会いたいという恋心から、宮殿へと忍び込みに行くことにしたアラジン。

宮殿での再会

そのころジャスミンは新たな花婿候補の王子に会わされることに。
自らの手で国民の生活を豊かにしたいと願うジャスミンにとって、結婚はどうしても避けたいことでした。しかし、父親である国王に、政治に女性が口を出してはいけない!!と言われてしまい、憤りを感じながら、花婿候補を適当にあしらって部屋に戻り、侍女のダリアに悩みを打ち明けていました。

アブーがジャスミンから盗んだブレスレットを彼女に返す為、アラジンは城へと侵入。突然のアラジンの訪問に驚くジャスミンにブレスレットを返し、次の日にまた来る事を約束します。
そして城を去ろうとするアラジンでしたが、
国王に仕える邪悪な魔術師のジャファーに捕われてしまいます。
アラジンがダイヤの原石であると確信したジャファーはアラジンを魔法の洞窟へと連れて行きます。

魔人ジーニー登場

そこでジャファーは、ジャスミンは侍女ではなく、本当は王女であると言い、王女は王子としか結婚が出来ないという法律がある事もアラジンに言い聞かせます

気を落とすアラジンにジャファーは、おまえを金持ちにする手助けが出来るとそそのかし、魔法の洞窟に入って魔法のランプを取ってくるよう促します。

ただし、他の財宝には触れずにランプだけ持ってくるようにと念を押します。
アブーを連れて魔法の洞窟に入ると、大きな岩に挟まった絨毯を見つけました。
挟まっていた大きな岩から絨毯を救出した後、次に魔法のランプも発見しました。
しかしアラジンが魔法のランプを手に取った瞬間、アブーが輝く財宝に目が眩み財宝を手に取ってしまい、その瞬間、洞窟が崩れはじめました。出口が塞がれる前になんとか外へ出ようとするアラジンに、
ジャファーは魔法のランプを渡すよう言います。
そんなことより手を貸して欲しいと言うアラジンに再度、まずはランプを先に渡せと言われて、ランプを渡すと、勝ち誇ったかように笑い、ジャファーはアラジンを助けようとはせず、突き落としてしまいました。すると絨毯が間一髪のところでアラジンを助けます。しかし、完全に塞がれてしまった出口に困惑するアラジンでしたが、相棒アブーが隙をみて、ジャファーからランプをこっそり取り戻してたのです!
薄汚れたランプで何気なくランプを擦ってみたアラジン。
すると、突然ランプの魔人、ジーニーが出現しました。
そして、こう言いました。
「好きな願い事を3つだけ叶えよう」
今回のご主人様はちっちゃいね。と茶目っ気たっぷりの魔人ジーニーは、願い事に関するルールを歌で解説し始めました。

願い事を考えるアラジンは、ある秘策を思いつきます。
そして、ジーニーにここから出してくれ!と。

目にも止まらぬ速さで外へと出ることが出来たアラジンは、次の願いは?とジーニーに聞かれ、君なら何を願う?と聞き返します。
するとジーニーは、
「自由になりたい。願わくば人間になりたい」と答え、しかし、その願いは自分では叶えられない。ご主人様が願い事の一つとして願ってくれなければ、、、と。
アラジンはじゃあ、僕が願うよと言いました。
あと3つしかないから、次の願いはよく考えなければ、というアラジンにジーニーは洞窟から出るという願いを叶えたから、あと二つだと。
しかし、アブーがランプを隠して、願い事をいう時に擦って言っていないからカウントに入らないとインチキをしていたのです。
しかし、そのおかげで君を自由に出来るよと答えるアラジンに、次は見逃さないからねとジーニーは念を押しました。
そして、アラジンは思いつきます。王子になればジャスミンとの結婚にこぎつけることが出来るのではないかと。

アリ王の誕生

ジーニーの魔法の力で、アバブアと言う架空の国のアリ王子になり、派手な身なりと家臣群、沢山の動物を携えて、アラジンは客人としてアグラバーに迎え入れられます。

しかし、王子になったにも関わらず、ただのアラジンであった頃よりジャスミンは振り向いてくれません。

夜、アリ王子の付き人に変身しているジーニーに惹かれた侍女のダリアをジーニーがデートに誘っている間に、アラジンはジャスミンを部屋を訪ねます。

軽くあしらわれたアリ王ことアラジン、、、バルコニーから飛び降りてしまったことにジャスミンは驚き声を上げます。するとアラジンは、
空飛ぶ絨毯にバルコニーから飛び乗っていて、戸惑うジャスミンにこう声をかけます。
「僕を信じて」
空飛ぶ絨毯にジャスミンを乗せ、外の世界をジャスミンに見せるアラジン。

僕を信じてと言うアリ王の言葉にアラジンの姿を重ねたジャスミンは、もしやアリ王は市場で会ったアラジンでないかと疑い、かまをかけたのです。
「アブーは元気?」と。
思わず口を滑らせて、アラジンであることがバレてしましたが、アラジンは仮の姿であり王子が本来の姿であると嘘をついてしまいます。
しかし、王子でありながら自由に街を歩き回るアリ王に憧れを抱いたジャスミン。2人はお互いに惹かれあっていたのです。

アラジン絶対絶滅!

翌日、ジーニーと会話している内容をイアーゴは、ジャファーに即座に告げ口し、アリ王子があのアラジンであることに勘付きます。

アラジンを捕らえたジャファーは、アラジンを椅子に縛り付けたまま海に突き落としてしまいました。生き延びるためにランプの力を使うとふんだのです。

アラジンが連れ去られた現場を目撃したアブーは急いでランプを取りに部屋に戻り、空飛ぶ絨毯に乗りアラジンが突き落とされた海にランプを落とします。

ランプから飛び出したジーニーは現状を理解し、意識を失いかけているアラジンに願いを口にするように求めますが、アラジンは意識を失ってしまいます。

ジーニーは意識を失いかけてるアラジンに無理矢理ランプを擦らせ、
「助けてと願うよね」と聞き、体を揺らし首を振らせるとで2つ目の願いでアラジンの命を救うことに成功しました。

部屋で目を覚ましたアラジンは、国を乗っ取ろうとするジャファーの計画をジャスミンとサルタン国王に告げますが、催眠をかけるジャファーの杖の魔力に気づき杖を奪って破壊しました。

サルタンはジャファーを牢獄に入れるように忠臣のハキムに命じると、ジャファーは牢獄に入れられますが、アラジンが生きて帰ったことでランプがアラジンの手元にあると確信し、不敵な笑みを見せました。

ジャファーの正体を見抜いたことでジャスミンとサルタンに受け入れられたアラジンでしたが、自分一人でアリ王であり続ける自信が無く、ジーニーの力をずっと借りたいと思い始めてしまいました。

アラジンを友人と想い、掟の限界ギリギリの行為をしてまでアラジンを助けたジーニーでしたが、出会った時のアラジンの約束である、自分を自由にするという願いを叶えてはくれないと分かったジーニー。

偽りの姿であり続けようとするアラジンに呆れランプの中に戻ってしまいました。

ジーニーと喧嘩てしまったアラジンは自身の家に帰ることを決め、帰路の途中で脱獄していたジャファーとすれ違い、気づかぬうちにランプを盗まれてしまったのです。

ジャファーの襲来

ランプを手にしたジャファーは即座に宮殿に戻りジーニーを呼び出し、自身を「アグラバーの王」にするよう言います。

アグラバーの王となったジャファーでしたが、
長年に渡りサルタン国王に使えるハキムを始めとした臣下が自分の命令を聞かないと知ると、ジャファーは2つ目の願いとして「最強の魔術師」にするようジーニーに言います。

一瞬にして人を消し去れるほどの魔力を手にしたジャファーは臣下たちを非情にいとも簡単に消し、更にランプを盗まれたことに気がつき宮殿に戻ったアラジンの本当の正体をジャスミンに告げた後、アラジンとアブーを極寒の土地に瞬間移動させてしまいます。

雪山に引っかかるアブーを見つけたものの、アラジンは雪の中に倒れ込んでしまいます。ジャファーに隠れ、空飛ぶ絨毯をアラジンのもとに瞬間移動させていたジーニーの機転によりアラジンは救われました。

一方、ジャファーはサルタン国王自身の命と引き換えにジャスミンに婚約を強要し、婚姻式を急きょ執り行うことに。

宣誓の言葉を迫るジャファーの隙を見て、ランプを奪ったジャスミンは宮殿から飛び降り落下。

そこに空飛ぶ絨毯で駆け付けたアラジンが現れ、ジャスミンを救出すると街から出ようと絨毯を飛ばします。

しかし、魔術師としての力を全開放するジャファーによってランプもろとも宮殿へと連れ戻され、絶体絶命に陥ります。

長年苛立ちながらサルタン国王に仕えていたジャファーが、「2番」と言う言葉に異常なコンプレックスを抱いていると見抜いたアラジンは、トドメを刺される寸前に「いくら最強の魔術師になっても、所詮は2番。お前の力はジーニーが与えたものだ」とジャファーを挑発。

「2番」と言う言葉に過剰反応したジャファーはすぐさまランプを手に取り、「世界最強の魔人にしろ」と願ったのです。

不敵の笑みを浮かべたジーニーは、ジャファーをランプの魔人に変化させました。

こうして、真の意味で最強の力を手にしたジャファーでしたが、ジーニーと同じく魔人は主人を持つことで初めて行動できる制約があり、ジャファーとイアーゴはランプの中へと封印されてしまいました。

ジャファーの野望を打ち破り、再び平和が訪れたアグラバー。

ジーニーはアラジンを想い、ジャスミンと結ばれることを願い、もう一度王子になる事を3つ目の願いにするようにアラジンに促しますが、アラジンは「ジーニーを自由に」と願い、ジーニーはランプから解き放たれたのです。

相思相愛の関係となっていたダリアと世界各地を小さな船で旅し、そして子供は二人、、、そんな未来に想いを馳せるジーニー。

この物語の冒頭
「1隻の船で航海をする家族」は、ジーニーとダリアの家族だったのです!

それぞれの願い、その結末

サルタンは今までのことをジャスミンに謝罪すると、国王としての王位継承をジャスミンに告げ
「国王ならば法律を変えることが出来る」と言い、静かにその場を去ったアラジンを
彼はいい青年だと、アラジンを追うようにジャスミンに促しました。

正門から城を出て、いつもの日常に戻ろうとするアラジンに「そこの泥棒」と声をかけジャスミン
盗んだ髪飾りを返してと言うと、多くの国民が見守る中、アラジンにキスをしました。

そして、王位継承の儀式が執り行われ、バルコニーに出て国王となったジャスミンは国民たちの前にたちました。

アラジンは愛する人と結ばれたいと願い、ジャスミンは国民を自分の手で豊かにしたいと願い、そして人間になりたいと願ったジーニー。
それぞれが、それぞれに願いを叶えることが出来たのでした。

アニメ版と実写版の違いについて

アニメ版と実写版の違いについても、詳しく解説して行きたいと思います。

まずは大きな違いが2点、

ジーニーの願いですが、

アニメ版→自由になりたい

実写版→自由になり、人間になりたい

ジャスミンの立場

アニメ版→サルタン国王の娘、王女としてアラジンと結婚

実写版→サルタン国王から王位継承後にアラジンと結婚

そして話の流れとして違う部分も細かく解説していくと

最初にジャファーが魔法の洞窟へ盗人を代役にして入らせた時に、アニメ版では魔法の洞窟は、

「ダイヤの原石を連れてこい ダイヤの原石、アラジン」

と明確に名指ししますが、

実写版ではアラジンを名指しはしていません。

そして、魔法の洞窟へアラジンを連れて行く流れとして、市場でジャスミン誘拐の罪として囚われたアラジンに、牢屋に長年囚われてる老人のふりをして変装していたジャファーがそそのかし、魔法の洞窟へと誘う流れになります。

ですので、アニメ版ではアラジンがジャスミンにブレスレットを返しに行ったとき、髪飾りを取ってまた会う口実にするという設定はありません。

そして、実写版のキーマンともいうべき存在、ダリアはアニメ版では登場しません。もちろんジャスミンに付き人はいますが名前はついておらず、心を許しているのはペットの虎だけ。

冒頭のシーン、アニメ版では商人がアラジンという青年の話を語り出し、物語が始まりますが、実写版ではストーリーの最後に分かることですが、人間になったジーニーが子供たちにアラジンの物語として語り出します。

ですが、この冒頭シーンにはちょっとしたカラクリがあります。

アニメ版の冒頭に出てくる商人は、実はジーニーが人間化した姿で、アラジンの物語を語っているのです。事実、声優はジーニー役のロビン・ウィリアムズが商人の声優も担当しています。

この事実は当初は映画の中で種明かしする予定だったらしいですが、種明かしすることなく終わりました。ですので、ご存知ない方も多いかもしれません。

ちょっとしたカラクリとは、実写版では人間になり、家族を持ったジーニーが子供たちに聞かせるも物語として語り出す、という出だし。

つまりは、アニメ版、実写版、どちらも魔人のままか、本当の人間になったかの違いがあれど、ジーニーがアラジンの物語を語り出すという冒頭であるという共通点があるのです。

その事実を知った上で、アニメ版、実写版のアラジンを両方楽しんでいただけたら幸いです。

大変な長文になりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうごさいました。