気ままに映画鑑賞記録

見た映画 ドラマのネタバレ感想かいてます。備忘録的な感じになります

アラジン実写版とアニメ版の違い&感想

アニメ版と実写版の違いについて

アニメ版と実写版の違いについて、詳しく解説していきたいと思います。

まずは大きな違いが2点

ジーニーの願いですが、

アニメ版→自由になりたい

実写版→自由になり、人間になりたい

ジャスミンの立場

アニメ版→サルタン国王の娘、王女としてアラジンと結ばれる

実写版→サルタン国王から王位継承後にアラジンと結婚

そして話の流れとして違う部分も細かく解説していくと

最初にジャファーが魔法の洞窟へ盗人を代役にして入らせた時に、アニメ版では魔法の洞窟は、

「ダイヤの原石を連れてこい ダイヤの原石、アラジン」

と明確に名指ししますが、

実写版ではアラジンを名指しはしていません。

そして、アニメ版ではジャファーは黄金のカブトムシを使って魔法の洞窟を探し出しますが、実写版にその描写はありませんでした。

アニメ版では、魔法の洞窟へアラジンを連れて行く流れとして、市場でジャスミン誘拐の罪として囚われたアラジンに、牢屋に長年囚われてる老人のふりをして変装していたジャファーがそそのかし、魔法の洞窟へと誘う流れになります。そもそも、王女誘拐の罪はジャファーがアラジンを洞窟に誘導するための策略。

実写版にその流れはなく、ジャファーの姿のままでアラジンを洞窟へと連れて行き、入り口まで戻ってきたアラジンを突き落としてしまいます。

市場ではジャスミンが露店の品物をお腹をすかせていた子供に勝手に渡して、その代償として、実写版ではブレスレットを取られそうになりますが、アニメ版では腕を切られそうになってしまいます。そこでアラジンが勝手に渡した品物を返したフリをしてその場を去ろうとするが、バレて一緒に逃げるという流れになります。

 

ですので、アニメ版ではアラジンがジャスミンにブレスレットを返しに行ったとき、髪飾りを取ってまた会う口実にするという流れが出てきません。

実写版ではジャスミンは庶民の暮らしを覗いてみたくて、市場にやってきますが、アニメ版では自由にならない現実に嫌気がさし、家出同然で宮殿から夜中に逃げてきたという設定になっています。

そして、実写版のキーマンともいうべき存在、ダリアはアニメ版では登場しません。もちろんジャスミンに付き人はいますが名前はついておらず、心を許しているのはペットの虎だけ。

洞窟では魔法の絨毯は、初めて会った時、実写版では岩に挟まっていたのをアラジンが助けて仲間になりますが、アニメ版では絨毯が遊び心で何気なく後ろからダルマさんが転んだ形式で付いてきて、アブーに毛嫌いされるも、アラジンが付いておいでとなだめることで、大喜びして仲間になります。

国王の側近、ハキムの存在も、アニメ版に家臣は存在するも、実写版のように発言するほどの存在ではありませんでした。

冒頭のシーン、アニメ版では商人がアラジンという青年の話を語り出し、物語が始まりますが、実写版ではストーリーの最後に分かることですが、人間になったジーニーが子供たちにアラジンの物語として語り出します。

ですが、この冒頭シーンにはちょっとしたカラクリがあります。

アニメ版の冒頭に出てくる商人は、実はジーニーが人間化した姿で、アラジンの物語を語っているのです。事実、声優はジーニー役のロビン・ウィリアムズが商人の声優も担当しています。

本当にアニメ版の商人がジーニーなの?と疑う方もいるかもしれませんが、声優の一致だけでなく、実はこの商人、指が4本しかありません。ジーニーもまた4本の指なのです。商人が人間であるならば、指が4本しかないのは不自然ですよね?

この事実は当初は映画の中で種明かしする予定だったらしいですが、種明かしすることなく終わりました。ですので、ご存知ない方も多いかもしれません。

ちょっとしたカラクリとは、実写版では人間になり、家族を持ったジーニーが子供たちに聞かせるも物語として語り出す、という出だし。

つまりは、アニメ版、実写版、どちらも魔人のままか、本当の人間になったかの違いがあれど、ジーニーがアラジンの物語を語り出すという冒頭であるという共通点があるのです。

 

その事実を知った上で、アニメ版、実写版のアラジンを両方楽しんでいただけたら幸いです。

アラジン実写版の感想

見たいけれど、不安、、、

正直、そんな思いがありました。

ディズニーアニメ版アラジンが大好きで、BOXも持っているので、あのイメージが壊されてしまうのじゃないかという不安。

でも、実写であの映像美、ジーニーのコミカルな動き、見ることができるなら。

そんな不安と期待を持って視聴しました。

見た後、そんな不安は吹っ飛びました。

すごい!素晴らしい!

ウィルのジーニーは人間の姿のジーニー以外は全てCGとのことですが、

それはロビン・ウィリアムズへの敬意、そして、彼自身がジーニーを愛するキャラであるが故、CGで青いジーニーを作り上げたそうで、

大正解だったのではないかと思います。

なんの違和感もなかった(笑)

そして、ジーニーファンの私としては、ウィルの「フレンド ライク ミー」

とても良かったと思います。ウィルだからこそのアレンジ、ラップ調にアレンジされた曲は心が躍りました。

そして何より、ジャスミンは現代だからこその改変がありました。

アニメ版ではジャスミンは王位継承はしていません。しかし、実写版では最後に父親から王位継承します。

そして、そこに至るまでのジャスミンの王女としての葛藤、女性としての憤り、それを歌にした

「スピーチレス〜心の声」

この新曲を生み出したのは、アニメーション版の楽曲も手掛け、ディズニーアニメの音楽をけん引してきた、アラン・メンケンと、

「シティ・オブ・スターズ」など『ラ・ラ・ランド』の楽曲や「ディス・イズ・ミー」など『グレイティスト・ショーマン』の楽曲を手掛けてきたベンジ・パセック&ジャスティン・ポールの共作。

この曲は心に響くものがありました。

とても共感するというか、立場は違えど、同じ女性として、ジャスミンに心を寄せていきました。

しかしながら、ジーニーが本当の人間になったここで、続編は無理だろう、、、そう思いましたが、なんと‼︎続編製作か決定したそうです。

ジーニーが人間になったので、どういう続編になるのが全く予想がつきません。

続編は完全なオリジナルストーリーになる予定なんだとか。

これは絶対に見なければ‼︎決意表明をしたところで、終わりにしたいと思います。

つたない感想にお付き合いいただきありがとうございました。